私が高校生のころは、大人はともかく学生にとってまだインターネットで情報を得るのは一般的でなくて、本やテレビから情報を得ることが大半でした。
大学生のころはかなり普及していましたが、トレーニング情報をインターネットで取得するといった発想が残念ながらありませんでした。
大学生なのでパーソナルトレーニングを受けるわけにもいかず、見よう見まねでトレーニングをやっては怪我をして、「やっぱり筋トレは良くない」と投げ出したりしていました。
最近はインターネットで少し調べればトレーニングやサプリメントに関する様々な情報を得ることが出来ます。
Youtubeを見ればたいていの種目のフォームを確認することが出来ます。
「自分が学生の頃にこれがあったらなぁ」と思いますし、本当に恵まれた環境にあると思います。
しかし、ネットでは
「このサプリメントを買った方がいい」とか、
「パーソナルトレーニングを受けた方がいい」とか、
「週4、週5でトレーニングしてます」とか、
「食事もタッパーに詰めて鶏肉とブロッコリーで節制して。。」とか、
そういうのが多い気がします。
そこまでやるのかよ。。。と思いませんか?
どんな人が情報発信しているのか把握しよう
ただ、ブログや筋トレ関係のサイトを運営されている方は、それがお仕事だったり、コンステストなどで勝つために取り組んでいるケースが多いのです。
仕事や自分が好きなことなので、お金も時間も労力もかけてますし、いい結果が出るので人にもお勧めします。
誰もがうらやむようなイイ体をしています。
そうなんです。情報発信している人たちは、往々にして普通のサラリーマンと違う生活をしているケースが多いのです。
しかし毎日会社で働くサラリーマンが、奥さんも子供もいる環境でそこまでお金・時間・労力をかけることができるでしょうか?
ジム代、サプリメント代、ウエア代、どれも良いものを揃えると結構な金額になるでしょう。
ちなみに私はすべて込み込みで月額1.5万円ほど使っていますが、凝りだすとそんな額には収まりません。
R○ZAPのようなパーソナルジムを利用すればそれだけでウン十万飛んでいきます。
ジムに行っている時間だけが制約されるわけではなく、食事のタイミングや睡眠の管理も必要です。
お酒の誘いを断らないといけないかもしれません。
しかも長期間に渡って忍耐強く継続する必要があります。
そんなこと、出来ません。
自分の目標を設定して、情報の取捨選択をしよう
サイトを開くと出てくるすごい体の人たちは、このグラフで言う所の100%です。
また彼らはこの数年で成果を得るために、あらゆる努力をしているという点にも注意が必要です。
もし目標がコンテストだったり、フィットネス業界への転職ならば、そういった努力が必要かもしれません。
多分、多くのサラリーマンにとっての目標は、
「運動不足だし、ジムでもいって細マッチョにでもなれればいいな!」とか、
「メタボになってしまったから、痩せて健康的な体になりたい」とか、
そのくらいではないでしょうか。
そうだとすると、今やっている努力は過剰かもしれません。
目標とかけたなお金・時間・労力のバランスがマッチしていないと精神的に疲れると思います。
なにより、上記のような健康が目標であれば、数十年続けられる習慣化が必要になってきます。
過剰な努力は習慣化を阻害する要因になりかねません。
自分の目標を設定して、必要十分な努力量を見定めましょう。
最終目標は何なのか?
目標とする状態までに、いつまでに達成したいのか?
そのためには何が必要なのか?
そうすると、案外もっと少ないお金・時間・労力でゴールにたどり着けることに、気づくかもしれません。
今のサプリメントや、ジム、トレーニング方法、食事制限は本当に必要か、見直してみてはどうでしょうか?