こんにちは、きっちゃん(@I_am_Entraineer)です。
どちらかというと、私は元々物を持ちすぎる傾向があります。CDを買い漁ったこともありましたし、服もたくさん買いました。帽子やスニーカーもたくさん持っていたので、妻からは「君の頭は1つで足は2本なのに、なんでこんなにいっぱいあるの?」とひんしゅくをかっていました。
そのため今住んでいる家に移ってからは、部屋がそう大きくないことと、自分用のスペースを確保するのが難しいこともあって、なるべく物を買わないように注意していました。帽子やスニーカーも厳選して大半を捨ててしまいましたし、CDも少しずつ売りに出して、新譜はYoutubeやAmazon Musicで聞くようになりました。
トレーニング用品も家には殆どありませんでした。あったのは以前に購入したチューブくらいで、「トレーニング器具はジムにまかせる」といった状態でした。通っていたジムが歩いて10分程度の場所にあったので、自宅の庭の延長ような感覚で使えました。お陰で物を増やさない生活が上手くいっていました。
しかし、トレーニングに関しては新型コロナウイルスにより一変しました。自粛によりジムに通えないのはどうしようもありません。現在は再開していますが、また再度自粛になるかわかりません。1ヶ月ほど悩みましたが、ホームジムを作ることにしました。
ホームジムの悩み
場所を取る
これが一番大きな悩みです。部屋が狭いので家の中で場所を取ることができません。幸いマンションの1階で、庭がついています。ここに置くことにしました。
ただし、一般的にマンションの庭は専有スペースではなく玄関や廊下と同様、「共有スペース」という扱いです。
うちの場合は災害時の避難通路を兼ねているので、通路としての機能が損なわれないように慎重に配置しました。
大きな出費
これまで24時間ジムに通っていましたので、月額7000円程度で通えていました。しかしホームジムを作るとなるとまとまったお金が必要になります。そこでまず実施したい種目を見直して、必要な機材を最低限に留めることにして、出費を抑えることにしました。
ホームジムの概要
器具を使って実施したい種目
トレーニングとして実施したい種目の中で、器具を使ってやる種目を整理しました。
[脚の種目]
オーバーヘッドスクワット
フロントスクワット
ルーマニアンデッドリフト
ブルガリアンスクワット
[プレス種目]
オーバーヘッドプレス
ランドマインプレス
Zプレス
[プル種目]
懸垂
デッドリフト
インバーテッドロー
ベントオーバーロー
プルオーバー
[全身]
ハイプル
ハイクリーン
元々マシンは殆ど使っていないのが幸いして、大半がバーベル種目でした。
購入した機材
上記の種目を踏まえて、購入した機材が以下です。
ラック(自作):30,000円
プレート(115kg分):40,000円
シャフト(GYMWAY製):40,000円
ランドマインプラットフォーム:10,000円
ラバーマット(デッドリフト用):5,000円
プレート収納BOX:6,000円
合計で131,000円でした。月額7,000円の19ヶ月分の出費を一度にしたことになります。ただ一般的なホームジムよりは割安になっているかと思います。妻には「1年ちょっとの会費を先払いするだけでジムの費用が浮くから!」と納得してもらいました。
一番出費を抑えられた原因はやはりラックです。これを自作で済ませてしまったのが大きいです。
プレートはお値打ち品にしましたが、シャフトはしっかりしたものが欲しくて、MBC POWERさんで購入しました。コロナ禍の影響で納品までには少しだけ時間を要しましたが、今週無事到着しました。最初から最後まで非常に丁寧なご対応をして頂いて感動しました。
ランドマインは好きな機材なので、無理をして購入しました。ただお気づきかと思いますが、ベンチシートを購入していません。プルオーバー以外はベンチが不要な種目ばかりですし、スペースを取る機材でもあるので購入しないことにしました。プルオーバーはどうにかして実施方法を考えてみようと思います。(膝立ちの状態でできるんじゃないかなぁ。。。)
総重量も135kg。健康目的の私にとっては十分です。
作ってみて
やはり、ベランダに出たらジムがある環境は有難いですね。ただこれまではジムまでの道のりがアップ替わりでしたので、歩くことがない分ちゃんとアップしないとなと感じています。また、冬になると寒くて辛いかもしれませんね。冬になったらまた感想を報告したいと思います。
あとラックを子供たちが気に入って、ジャングルジム代わりに遊んだり、布をかけてハンモック遊びをしたりと、遊具として歓迎してくれたのも良かったです。このまま大きくなったときにトレーニングに興味を持ってくれると良いですね。
妻は物干し竿として見ています。定番ですね。
さいごに
実は超有名なパワーリフターである、信田さんのこのtweetがずっと引っ掛かってました。
ジムの自粛、これを勧めるのいいと思う。家から出るな。凄くいいと思う。けど、普通の日常が戻ってきた時に戻るジムが無くなったら…ジムを運営してる会社のステークホルダーは…。だから休会や退会を褒め称えるのはちょっと違和感がある。少し…少し、余裕があれば…1ヶ月くらい幽霊会員になろう。
— 信田泰宏 shidayasuhiro (@yasuhiroshida) 2020年3月30日
ホームジムを作ろうとすると、上記の通り初期投資は必要になりますが、一度整えると出費を抑えてせずに続けることができます。一方でジムのような多くの方が利用する施設には、今後私の財布から1円も落ちることがありません。果たしてこれが良いことなのか何なのか。。。
いや、わかっています。私一人くらいでどうこうなる話ではありません。とはいえトレーニングを楽しんでいる身としては、やはり地元のジムがなくなるようなことがあれば悲しいものです。平時ならともかく、この状況下でならジム閉鎖は十分にありえる話です。
悩んでいましたが、結局ジムを辞めることにしました。結局自分勝手だったなぁとまだ時々気が重くなりますが、もう仕方ありません。信田さんごめんなさい。初期投資の分の元が取れたら、いろんなセミナーや講習会、あるいは行ってみたかったパワーリフティングの大会に足を運んで、微々たる還元ができたらなと思います。