のんびり肉体改造ブログ

30代社会人のトレーニング記録と雑記

子供との向き合い方を考える

こんにちは、きっちゃん(@I_am_Entraineer)です。

今回はちょっと毛色の違う話です.

昨日,パワーリフターの信田さんが重要なことをFacebookに投稿されていました.

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多くの方が目を通して,多くの方が賛同されたようです.素晴らしいことだと思います.この投稿を踏まえて,自身のことを振り返り,経験を共有しようと思います.

私は子供のころは厳しいしつけを受けまして,よく叱られました.母親からは手がよく飛んできました.母親も自身が子供の頃は父親からよく叱られていたようです.周りの友人も似たような,あるいはより厳しい環境だったようなのでそれが普通だと思っていました.

父親からは事あるごとに「自分を超えていけ」と言われていました.私もそれが普通だと思っていました.親よりも優秀な大学に入ることが,受験の時のモチベーションになりました.就職のときも,結婚のときも,その後の収入でも,常に父親の顔がちらつきました.

その後私も長男を授かりました.「ちゃんとした子」に育って欲しい,両親よりも上手く育てたいとの思いが物凄く強かったことを覚えています.幸いにして五体満足で,利発な子で,同じ年齢の子より上手く出来ることが多い子でした.それを見て,私はもっと難しいことを理解させたいと思うようになりました.年齢を考えると間違えて当然なのに,行動を正すために叱りつけたりもしました.妻から注意されても,おれの子なら出来るはず,自分より「ちゃんとした子」に育てたいと思っていたのです.自分が親から叱られた数と比べると,自分のほうが叱っていなくて優しいとも思っていました.人前で叱ることもありました.

どうでしょうか,信田さんが経験された過酷さはないかもしれませんが,子供の立場に立つと,大人に対して受けた印象はそう違いはないと思います.彼らにはこちらの意図が全て伝わることはありません.大人同士でも意図を伝えるのは難しいのですから当然です.彼らに残るのは「叱られた」「叩かれた」だけです.私に残っている記憶のように.

ある時,はたとこれにと気づき,色々勉強をして行動を改めることにしました.そのいくつかが以下のようなことです.

childinsport.jp

sportsmanship.jpn.com

愚かしいことだったと思っています.自分にだって駄目な所があるし,改めるべきところが沢山あるのに,子供には押し付けるなんて.叱りつけることが多かった時のことを聞くと,「お父さんはめっちゃ怒る人だった」と言います.そのことを謝ると,「いいよ,もうあんまり怒らないでね」と言います.やはり「怒られたこと」しか残っていないのです.

反省しかありません.子供にはよく謝るようになりましたが,当時のことを許されることはないでしょう.期待を押し付けたり,期待に応えられなくても過度に落胆したり叱責してもいけません.彼には彼の人生があり,例え親であってもレールを敷いたり,曲げることは許されません.私や妻と比べるようなこともあってはいけません.

影に日向にサポートをすること以外に,出来ることがどれだけあるかわかりませんが,模索が続くことになると思います.どこまで上手く支えられるかわかりませんが,我が子も自分から独立した一人の人間であり,尊重されるべき一人であることを忘れずに,これからも向き合いたいと思っています.