のんびり肉体改造ブログ

30代社会人のトレーニング記録と雑記

スポーツで健康を得るために

こんにちは、きっちゃん(@I_am_Entraineer)です。

最近はすっかり力学的な検討をすることがなくなり、twitterに二つ名で入れていた「トレーニング工学」も抹消してしまいました。そのうち再開しようとは思いますが、今は気分が乗らないのでご容赦ください。すいません。

元々このブログも家庭のあるごく普通のサラリーマンとして、健康を最重要視した立場で書き始めたものです。パワーリフティングやボディビル、フィジークを取り組む方、トレーナーの方はブログや他のメディアで発信をされています。また同じサラリーマンでもダイエットや高重量・筋肥大に熱心で、それを記録されている方もいます。私はこれらのいずれでもなくて、まあ「中庸」です。しかしながら世の中そういった方が大半でしょうし、見てくださる方にとって何か役立つものが書ければなぁと思い続けています。

そう、健康を大切にするのであれば、普段のトレーニングでどんな力がかかっているのかを知る必要があるだろうし、そういった情報を共有したくてこういうのも書いているわけです。

さて今回は少し立ち戻って、タイトルにあるような大きな話をしたいと思います。上記のような目的を持ったブログですから、いくつかの記事を通して健康について考えてきました。

少し前には脳震盪について

コンカッションを観ました~頭部外傷の危険性を学ぶ~ - のんびり肉体改造ブログ

これはWHOが謳う健康について

「健康」=「たまに美味しいものを沢山食べても太らず、爺さんでも動ける状態」ということかな - のんびり肉体改造ブログ

以下はトレーニング中の怪我や予防について

サラリーマンが筋トレで怪我をすると何が困るのか整理してみた - のんびり肉体改造ブログ

サラリーマンに限らず、セーフティバーはちゃんとつけよう - のんびり肉体改造ブログ

サラリーマンが筋トレをするときは、S&Cの考え方を大事にすると良いと思う - のんびり肉体改造ブログ

スポーツは健康なのか

スポーツの語源をWikipediaで見てみると「気晴らし」と出てきます。

「sports スポーツ」の語源はラテン語の「deportareデポルターレ」にさかのぼるとされ、「ある物を別の場所に運び去る」が転じて「憂いを持ち去る」という意味、あるいはportare「荷を担う」の否定形「荷を担わない、働かない」という語感の語である。これが古フランス語の「desporter」「(仕事や義務でない)気晴らしをする、楽しむ」となり、英語の「sport」になったと考えられている。

スポーツ庁が運営するマガジンにも同様のことが出てきます。

sports.go.jp

ですので、本質的には心身の健康につながるものと考えています。しかしながら、現代においてはトレーニングしないとできない行為に価値を見い出す競技性が重要視され、またその中で勝利することに重きがおかれています。また価値が単純明快になったことからか、スポーツは産業化が著しく、「スポーツで飯を食う」人が増えています。このことから、本来の「気晴らし」としてのスポーツの価値が見落とされ、結果的にスポーツが必ずしも心身の健康に結びつなかくなっていると考えます。

筋トレでいうと高重量を追いかけたり、筋肥大に夢中になったり、除脂肪に必死になることでしょうか。これらは素晴らしいことではありますし、競技スポーツとなれば程度の差はあれど、上位を目指すことになるわけですから、これらを志向することは仕方ありません。しかしながら本来の語源に立ち返り、気晴らしとしてのスポーツを楽しむことの価値が認知されると良いなと感じます。