のんびり肉体改造ブログ

30代社会人のトレーニング記録と雑記

トレーナーとトレーニーをつなぐwebアプリを作ります(その1)

こんにちは,きっちゃん(@I_am_Entraineer)です.

twitterでは少しずつ呟いていたのですが,現在webアプリを制作しております.実は昨年2021年にエクセルやスプレッドシートを使ったトレーニングメニューの作成をお手伝いをしていたのですが,作業をしている中でこれらのツールではどうにもできない課題がいくつか出てきました.そこで,これらを解決するためにwebアプリを作ってみよう,ということになりました.

といっても私はITエンジニアではないので,高度なwebアプリを作る能力はありません.そこで最近流行りのノーコードツール「Bubble」を使うことにしました.

bubble.io

ノーコード,つまりプログラミングが出来なくてもアプリが制作できるツールなのですが,そうは言ってもアプリそのものの知見がないのでかなり手こずりました.ページやデータベースの設計方法から始まり,必要な機能を備えるために多くのプラグインを勉強して,他のサイトへの接続方法を調べて...

なんやかんやありまして,なんとか形になってきました.ですので,リリースまでに少しずつコンセプトや考えたことを紹介していきたいと思います.また,操作方法もこちらで掲載していけたらと思います.

感じていた課題

エクセルやスプレッドシートでトレーニングメニューを作成していた際に感じていた課題を列挙します.

スマホで見づらい

アプリは公開されているので,エクセルやスプレッドシートをスマホで見ることは可能です.しかしスマホに最適化されたツールではありません.やはりPCで操作するのが前提のツールだと思います.閲覧はまだしも,入力はさらに操作がしづらいです.

OS環境に左右される

一部のマクロはスマホのアプリでは動作しませんし,mac OSと windows OSでも動作が異なったりします.

普段の記録ツールとの連携が難しい

真面目なトレーニーほど,普段からトレーニングの記録を取っているかと思います.ノートに記入していたり,アプリを使っているケースが多いかと思います.トレーニングメニューがエクセルやスプレッドシートで提供されると,二重に記録する必要が発生するので,面倒です.

アプリの場合はcsvのインポート機能などがあるかもしれません.しかし,トレーナーが作成したトレーニングメニューは,以下に示す「神エクセル」ほどではないものの,UIとデータベース機能を兼ねているためにデータが取り出しにくい状態にあります.

gihyo.jp

タイムリーなコミュニケーションが難しい

エクセルやスプレッドシートとは別のコミュニケーションツールを用意する必要があります.例えばLINEやメールでやり取りをしたり,動画でフォームチェックをしたりします.また,エクセルやスプレッドシートをクラウド上で管理してやり取りすることもありますが,ローカルで管理しながらLINEやメールで送付することになると,最新版管理が大変です.

フォーム指導は別ツール

上記と重複しますが,エクセルやスプレッドシート上でフォーム指導は難しいです.必ず別のコミュニケーションツールを利用することになります.そこで,直接動画のやり取りが行われることになります.トレーナーとしても指導用として,動画を交えて体系的に整理している方がいらっしゃいますが,YoutubeやInstagramなど,比較的オープンな環境で提供されている方が多く,技術が盗まれるリスクがあります.

これはオンラインコーチングに限ったことではなく,オフライン指導の中でもトレーニーに動画などを通じた情報提供は,SNSやLINEなどのツールを経由することが多いです.SNSではオープンすぎるし,LINEでは個別配信になるので面倒,帯に短したすきに長しの状態かと思います.

ノウハウの隠蔽が困難

多くは述べませんが,エクセルやスプレッドシートに埋め込んだ計算式などは,比較的容易に見ることができます.これはトレーナーが苦労して獲得したノウハウを,奪われるリスクがあることを意味します.

おわりに

ということで,エクセルやスプレッドシートでやり取りする形式は準備するものが少ないので,気軽に始めやすいですが,色んな課題があると感じました.簡単に言うと,オンラインコーチングやトレーニングプログラムの提供で必要な機能が,集約されていません.

これを踏まえ,今回制作しているwebアプリのコンセプトを次の記事で紹介しようと思います.

...とここまで偉そうに語っていますが...
先に伝えておくと,基本的には遊びの延長線上なので,皆さんの期待に100%応えるすごいアプリの開発は難しいです.一方で遊びですが,webアプリの運営は継続的に維持費用も発生するので,一部の機能は有料にしようと思っています.有料にも関わらず,皆さんの期待に真摯に応えられない部分が将来発生しそうで,心苦しいものがあますが制作意欲に任せて作っているような状態です.
ただ個人で制作しているので制約もなく,比較的自由にできるとは思っています.そこだけが強みだとは思っています.皆さんとワイワイ言いながら「ええもん」を作っていけたらなと思います.