のんびり肉体改造ブログ

30代社会人のトレーニング記録と雑記

「標準的でない」スクワットをすることに関する疑問

こんにちは、きっちゃん(@I_am_Entraineer)です。

このテーマはあんまり乗り気じゃないのですが,ここに吐き出してしまって思ったことを供養してすっきりすることにします.

私はスクワットでは,極端なバットウインクが発生しない程度に,できるだけしゃがむのが好きです.ウエイトリフターが実施されているような,潔くしゃがむハイバースクワットが好きです.これは好みです.膝に負担が来るとの意見もありますが,今の時点で膝のトラブルは発生していません.病院で膝蓋骨の滑りがあまり良くないといったことを言われたことがありますが,今のところ大丈夫なようです.毎回楽しくスクワットができています.

時々,膝が出ずに臀部を強調するスクワットを見かけます.これが適切でより健康的であるとして紹介しているS&Cのコーチもおられます.興味があり一度指導を受けてみたことがありますが,とても難しかったことを覚えています.お金をかけられなかったこともあり,一度のお試しのみだったので十分に理解ができずに終わってしまいました.自分で試行錯誤を続けていましたが,結局習得できずに何度か腰を痛めることになりました.そんなこともあり,あの動きが好きではありません.

ただこれは好みの話です.あのフォームが適切か否か,得られる効果が何かは正直わかっていません.いろんな疑問があります.しかしS&Cの方は科学的根拠をより重視されているので,フォームも何かしらの根拠があるのではないでしょうか.もしそうなら,技術者としては理解していないうちから是非は判断したくないです.ということでフォームが適切か否かは議論しません.

フォームを切り口から抜いたとしてもいくつか疑問があります.例えば互換性についてです.より「標準的な」スクワットはウエイトリフターのようなハイバースクワットなのか,臀部を強調するようなスクワットのどちらなのでしょうか.もう少し言えば,論文で一般に採用されるスクワットのフォームは,どれなのでしょうか.フォームが研究の対象でない限り,様々な研究は「標準的な」スクワットフォームを用いて研究がなされているものかと思っています.とすると,「標準的でない」スクワットフォームを採用した場合,研究により得られた知見は同様に使えるのでしょうか?これは,andoroidのスマホにiosのアプリを入れようとするようなものではないんでしょうか.「標準的でない」スクワットフォームを採用すると,論文の情報をそのまま準用できるかどうか,検証する作業が必要になるのではと疑問に思います.

もしそうだとすると,これは大変なロスになります.「標準的でない」ことをするということは,そういう問題を抱えているということかと思います.applicableな状態を作るのはめんどくさいんですよね.そういうコストをかけるのなら,「標準的な」スクワットを採用して,論文の情報が使える保証を確保するのはごくごく妥当な判断なんじゃないかなとも思います.

「標準的な」スクワットはどんなフォームなんでしょうか.ウエイトリフターのようなハイバースクワットのほうがより標準的だと思っていますが.